革カブ的な日常

スーパーカブをオリジナル革パーツでくるんでます。最近はあまりカブには乗らなくなったので,ガジェット好きオヤジの日常といったところです。

SSTR2018に参加してきたぞ

SSTRというものをご存知でしょうか。
Sunrise Sunset Touring Rally,つまり日の出とともに太平洋岸を出発し,日没を石川県羽咋市の千里浜なぎさドライブウェイで迎えよう,という企画です。オートバイ冒険家として有名な風間深志さんの発案によるもので,今年が第6回にあたるそうです。
詳しくはこちら
このSSTRに参加してきました。

0.準備

SSTR参加の第1歩はエントリーです。今年のエントリー開始は3/18の午前0時から。
0時になってすぐアクセスしましたが,システムが重くてなかなかエントリーできません。
何度もトライ&エラーを繰り返してようやくエントリーできました。エントリー番号は308番でした。
ちなみに半日後にはエントリー数が1500を超えたそうです。

5月に入ると車両に貼るステッカーや当日使用するブックレット,リストバンドなどが送られてきます。
ステッカーを目立つところに貼り,SSTRシステムの試験運用でスマホのGPS機能との連動がうまくいくことを確認しておきます。

1.ルートの検討

実は横浜~千里浜は高速を乗り継いで行けばノンストップ6時間ほどで行ける距離です。
しかしそれでは旅の楽しみの要素がありません。そこでSSTRのレギュレーションでは,各都道府県に1つずつ決められた指定道の駅のどれか1箇所に立ち寄ること,道の駅やSA・PAで休憩するごとに与えられるポイントを一定以上貯めることがクリアの条件となっています。

僕としてもせっかく日本列島を横切るわけなので,多少の観光要素は入れたいところです。
そこでツーリングマップルを眺めながらルートを検討していきます。

考えたルートは大きく3つ
1)横浜~指定道の駅箱根峠~御殿場~富士吉田~松本~高山~白川郷・五箇山~千里浜
2)横浜~圏央道経由で八王子から中央道~松本~高山~白川郷・五箇山~指定道の駅氷見~千里浜
3)横浜~圏央道経由で八王子から中央道~松本~奥飛騨~富山~指定道の駅氷見~能登半島一周~千里浜

ポイントは世界遺産の合掌造り集落がある白川郷を経由するか,能登半島を一周するかです。
能登半島は意外に大きく,一周すると4~5時間かかります。19時の日没までにゴールするためには14時までに氷見を通過する必要がありますが,SSTRのルール上,能登半島の先端にある道の駅「狼煙(のろし)」は特別扱いになっていて,狼煙に行くことで特別なステッカーがゲットできます。

SSTR初参加の今年,狼煙チャレンジをするかどうか,ギリギリまで迷いました。ナビの予測時間的には問題なさそうですが,途中で事故渋滞や車両トラブルがあれば簡単に1時間くらいずれてしまいます。

結局「道の駅氷見到着時点で13時を過ぎていたら無理せず直接千里浜,13時までに氷見をクリアできたら狼煙チャレンジ」という判断基準を決めて,3)のルートで行くことを決めたのは出発の前日でした。

当日の予報は日本中で晴れ。過去のSSTRでは見られなかったという千里浜での日の入りを初参加で見られるかも,と期待が高まりつつ当日を迎えました。

2.出発

出発時刻の横浜の日の出は午前4時半。午前3時に起きて3時45分に自宅を出発すれば4時過ぎには出発地点の象の鼻パークに着けます。
目覚ましと同時にガバッと起床したところまではよかったんですが、荷物をくくりつけたり、動画撮影用のカメラをセットしたりしていたらあっという間に4時を過ぎてしまいました。慌てて自宅を出発します。

SSTR2018 - 20


夜明け前の、まだ暗い道を海に向けて走っていくと、前方をSSTRのゼッケンをつけたバイクが走っています。みなとみらい地区に入ると、海沿いのあちこちに日の出を待つSSTRライダー達が立ってます。彼らに手を振り、僕は自分の出発地、象の鼻パークに急ぎます。

象の鼻パークは赤煉瓦倉庫と大埠頭の間にある公園です。入口の掲示で「バイクは押して」と書いてあったので、エンジンを切り、荷物満載の愛車を押して入ります。

海辺にバイクを置くと、赤煉瓦倉庫とベイブリッジ、海と日の出を背景に写真が撮れる場所なんですが、残念ながら横浜の朝は曇り。明るさを増す空はどんより曇って、太陽は全然見えませんでした。

SSTR2018 - 21


あっという間に出発時刻の4時半になったので、ルールである海とバイクが写った写真を撮り、念のためSSTR事務局にメール送信してからおもむろに象の鼻パークから出発しました。

3.いきなり迷う

象の鼻パークを出て、まずは新湘南バイパスの藤沢インターを目指します。

横浜に住んで25年、藤沢インターなんて目をつぶってても行ける、と思って地図もナビもなしでスタートしたのですが、どこでどう間違えたのか、明らかに横須賀方面に向かう道を走ってることに気がつきました。

ここでも意地を張って地図を確認せず、とりあえず向きを変えて戸塚方面に向かいます。

大きな交差点にある青看板、あれ本当にあてにならないですよね。今の時代、便利なスマホがあるので迷ったらすぐに地図を見ましょう。
まあそこは横浜在住25年、迷いつつもなんとか国道1号線を見つけることができました。国1に乗ってしまえはこっちのもの、それこそ目をつぶってても藤沢インターまでは1本道です。

4.最初の休憩まで

新湘南バイパス藤沢インターから入って圏央道経由で中央道を目指します。
道に迷ってる間は全然見かけなかったSSTRライダーがちょくちょく走ってます。途中のPAに入る人も多い印象でしたが、狼煙チャレンジができなかったとしても計算上はポイントは十分足りているので僕はそのまま走り続けます。

事前の情報では中央道の名物渋滞に引っかかってしまうと1時間くらいロスするかも、ということだったので、その辺を抜けるまでは一気に走るというのは当初の予定通りです。
八王子から中央道に入り、相模湖近辺を抜けていきますが、交通量は増えたもののまだ渋滞にはなってません。曇っていた空も薄日くらいになってきました。

渋滞エリアを抜けた先にある双葉SAで最初のトイレ休憩と給油をします。

サービスエリアのバイク駐輪場はもちろん満車で、乗用車のエリアまであちこちにSSTRのゼッケンをつけた車両がたくさんとまってます。

5.寒さとの戦い

トイレと給油を済ませ,また高速に戻ります。

しばらく走ると,登坂車線があらわれました。
6速全開で走っているのにスピードが落ちるなぁと思ったら,上り坂だったんですね。
そこは非力な150cc,自主的に登坂車線に移って皆さんに抜いてもらいます。

標高が上がると気温は下がります。そして風速1mにつき体感温度は1度下がるといわれています。
例えば時速80kmは対地速度が秒速22mですから,気温が22度だとしても体感温度は0度?
それは大げさにしても,寒くて体が固まってきました。

諏訪湖SAに入って,用意していたダウンジャケット着てみました(ついでにまた1ポイントget)が,それでもまだ寒い。次の原PAで,ダウンジャケットをプロテクターの内側になるように着直してみたら,やっと我慢できる程度になりました。あ,原PAでポイントgetするの忘れてた...orz

松本で高速を降り,県道158号を高山方面に走ります。
途中で道の駅風穴の里で休憩して2ポイントget。まわりのSSTRライダーはソフトクリームを食べてますが,僕は寒くてとてもそんな気になりません。ちなみにSSTR特典でソフトクリーム100円引きだったんですが,それでも食べる気にはなりませんでした。

SSTR2018 - 5


さらに高度が上がり,上高地近辺を通るあたりのトンネルは本当に寒くて指がかじかみました。

安房峠道路を通った後,奥飛騨方面に向かいます。
ここから先は太陽が顔を出して気温が上がってきたこともあり,気持ちよく山道を走ります。

不思議と前後に車両が見当たりませんでしたが,道の駅奥飛騨温泉郷上宝に着いてみるとやっぱり多くのSSTRライダーが休憩していました。
ここでやっとダウンジャケットを脱ぎました。本当に持って行っててよかった。

6.暑さとの戦い
奥飛騨温泉を抜け,道の駅スカイドーム・神岡,道の駅細入とほぼ30分おきに登場する道の駅を拾いながら北上します。

SSTR2018 - 6
道の駅細入で食べた飛騨牛串。ピンボケですがおいしかった〜

好天に恵まれ,さらに高度が下がったせいか,さっきまで震えていたのに今度は暑くなってきました。

いつもなら上着をさっと脱いでリアのBOXに放り込むのですが今回は荷物満載で空きがありません。
しょうがないのでジャケットの胸元のチャックを下ろしてみましたが今度は胸部プロテクターが邪魔をして風があまり入ってきません。全然入ってこないわけではないので水分補給をこまめにするくらいにして,先に進みます。


7.能登半島

富山からは北陸自動車道に乗り,バビューンと走って一気に能登半島に向かいます。

小杉で降りて下道を少し走ったら道の駅氷見に到着です。
ちょうどいい時間だったのでここで昼食にします。昼食をゆっくり食べても狼煙チャレンジの時間は十分ありそうです。

SSTR2018 - 7

氷見なら海鮮,というイメージですがここはあえてブラックラーメンをいただきました。
岩牡蠣とか,たしかに美味しそうだったけど,たった1個の値段でラーメン大盛り食べられるんだもんね。

さすが指定道の駅,SSTRライダーを想定してバイク駐輪場も特設でした。場所がトイレに近かったのもありがたかったです。たくさんのSSTRライダーがいて,食事場所もかなりこみあってました。

氷見を出たら,いよいよ能登半島の先端,道の駅狼煙に向かいます。
途中にいくつも道の駅があるのですが,ポイントも余裕でクリアしているので寄り道をせず一気に行くことにしました。

氷見を出てすぐ能越自動車道に入り,終端ののと里山空港まで快走します。
同じ方向にも,対向車線にもバイクがいっぱい。全員と手を振り合っているとほとんど片手運転になってしまう(汗)

下道に降りてからは道幅に対して交通量が多いせいでちょっと詰まりがちでしたが,まあまあ順調に道の駅狼煙につきました。

SSTR2018 - 8

道の駅狼煙はSSTRライダーを中心に駐車場も道の駅内もいっぱいで,正直のんびりするところではなかったです。
あまり長居をせずに輪島方向に走り出しました。

能登の海は本当にきれいでした。何度かバイクを止めて楽しんだパノラマをちょっと共有します。


能登半島の海岸を楽しみながら輪島までいき,道の駅輪島を通過したら,いよいよゴールの千里浜に向かいます。


8.ゴール

輪島を出るころになると,同じ方向に走るバイクのほうが対向車線のバイクより明らかに多くなりました。
みんなゴールに向かってるんですね〜

まだ17時前ということもあり,噂の渋滞にもひっかかることなく,スムーズに走ることができました。

千里浜海岸の入り口は,のと里山海道の今浜ICを出てすぐのところです(千里浜ICから入ってしまうと,すぐゴールなのでほとんど千里浜海岸を走れません)。

千里浜海岸に入ったところでシステムにゴール登録をして,まずは記録を完成させます。

そのあとは記念に写真を。


他の人たちが写り込まない場所を探してしばらくウロウロしました。その都度サイドスタンドの下に板をかます(沈み込み防止)んですが,移動するときにすぐ忘れそうになります。
周りの人を観察してみると,板に長い紐をつけてハンドルやフレームに引っ掛けている人がけっこういました。なるほどね。勉強になります。

最後に砂浜(ちゃんとした道路なんです)を走ってゴールゲートを潜りました。
たくさんのスタッフさんや先着したライダーが手を振ってくれて,気持ちよくゴールすることができました。

かなり長文になってしまいました。
ゴールの後にもいろいろあったり,帰路には世界遺産の合掌造りを見学するルートをとったり,まだまだネタがつきませんが,この記事を書いているのがすでに7月中旬ですのでそろそろ筆を置きます。

あ,肝心の千里浜の日没ですが,夕日は見えたものの,日没数分前に水平線上に雲が現れてしまい,ダルマ状のサンセットフォトは次回以降のお楽しみ,になりました。

SSTR2018 - 17
シルエットの女性はモデルさん?無断掲載ですがお顔もわからない写真なのでご容赦ください


また来年も参加したいなぁ〜




















テーマ:ツーリング - ジャンル:車・バイク