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革カブ的な日常

スーパーカブをオリジナル革パーツでくるんでます。最近はあまりカブには乗らなくなったので,ガジェット好きオヤジの日常といったところです。

cool536lcを組み立てました

バイクの話からかなり飛んじゃいますが、実はこのところ自作キーボードにはまってます。

キーボードというのはパソコンについてるアレです。最近のノートPCのペシペシいうやつじゃなく、昔のデスクトップパソコンについていたような打ちごたえがあるキーボードが欲しくて外付けのを使い始めたのが10年くらい前。
基板と部品のキットを買って半田付けして作る、いわゆる自作キーボードにはまり始めたのが3年くらい前。
そして去年くらいからキーが36個のキーボードを愛用するようになりました。

そのきっかけになったのがm.kiさんが開発されたcool536。
https://booth.pm/ja/items/4190386

10センチ四方の基板に18個ずつのキーを配した左右分割型のキーボードです。

先日m,kiさんのツイートでこんなのを見かけました。
m.kiさんのツイート
なにこれ、かっこいい!それに親指が担当するキーの配置も好み!
と思っていたらBoothに出品されていたので即ポチリました。

届いたのは基板、スイッチプレート、ケースとダイオードやスイッチソケット、RP2040です。
さぁ作るぞ
(中央の白い名刺サイズのは、おまけでつけていただいたmeishiキーボードの基板)
使えるようにするためには、これ以外にキースイッチ(Cherry MX互換)36個とキーキャップ36個、あとPCとつなぐためのUSB-Cケーブルが必要です。
:
さていよいよここから組み立てです。

公式のビルドガイドに従って組んでいきます。

1. ダイオードの足を曲げる
ダイオードの足曲げ
SMDも使えますが、せっかくキットについているのでリードタイプのダイオードを使います。
足曲げ用のベンダーも売ってますが、私はcorneキーボードの基板の切れ端を使ってます。

2. ダイオードをマスキングテープで固定する
ダイオードをマスキングテープで固定
足を曲げたダイオードを基板にはめ込んでいきます。ダイオードには向きがありますが、簡単です。
基板に「|◀」というマークがついているので、その「|」の側にダイオードの黒い線を合わせるだけです。
cool536lcの基板はすべて同じ向きになっているのでわかりやすいですね。

3. ダイオードの足を切る
ダイオードの足を切る
ニッパを使ってダイオードの足を切ります。私は写真のようにキワキワまで切るのが好き。

4. ダイオードの半田付け
ダイオードの半田付け
ダイオードを半田付けしていきます。ダイオードがキーごとに配置されている基板が多いですが、cool536lcの基板はダイオードをまとめて配置してくれているので半田付けも楽でした。
あわせてスイッチソケットの予備半田も盛っておきます。

5. スイッチソケットの半田付け
スイッチソケットの半田付け
向きに気をつけながら、スイッチソケットを半田付けしていきます。キーが36個しかないのですぐに終わります。

6. RP2040の位置決め
RP2040の位置決め
RP2040の位置を決めて反対側からマスキングテープで固定します。
公式ビルドガイドに丁寧に説明してある通り、基板のスイッチソケットがある側に、白い小さな2つのボタンが上になるように乗せます。

7. RP2040の半田付け
RP2040の半田付け
隣どうしショートしないように、RP2040の端子と基板を半田付けしていきます。部材をコテで少しあたためて半田を少量乗せるだけでスッと盛れます。

8. ファームウェアの書き込み
公式ビルドガイドに従ってファームウェアを書き込みます。
PCとcool536lcをUSB-Cケーブルでつなぎ、裏側の白い2つのボタンを押すと、RP2040が外部ストレージとして認識されます。
そこにここからダウンロードしておいたファームウェアをドラッグアンドドロップするだけです。

ドロップすると外部ストレージが消え、書き込み完了です。
RemapにアクセスしてTest Matrix Modeですべてのキーが反応することを確認します。
動作確認

私はゼムクリップを使ってスイッチソケットの2つの端子をショートさせて確認してます。

好みのキーマップがある人は変えてみてもよいでしょう。

9. 基板にキースイッチとスイッチプレートを取り付ける
スイッチプレートにキースイッチをいくつかはめてから、キースイッチの足と基板のスイッチソケットの穴が一致するようにスイッチプレートと基板をくっつけます。
くっついたら残りのスイッチも全部つけていきます。スイッチソケットの穴にキースイッチの足がちゃんと入ってないと、キースイッチの足が曲がってしまうので慎重につけましょう。
つけ終わったらRemapのTest Matrix Modeでまた全スイッチが正しく動作するか確認します。
不具合があるときはたいていキースイッチの足がソケットに入らず曲がってしまってます。そのキーをはずして付け直しましょう。

10. ケースにとりつける

ボトムケースの手前側中央(親指が担当する6つのキーの下になるあたり)に付属のスポンジを貼り付けます。
公式ビルドガイドに「サムクラスタのキーの沈みが気になる場合」というところの作業です。

私が入手したケースはスイッチプレートがきっちりはまったのでOリングは使いませんでした。
ボトムケースの小さな突起はスイッチプレートのつけはずしの際に気を付けないとポロっと取れちゃいます。取れちゃったら、接着剤でくっつければOK

磁石もちょうどよいサイズのものがなかったのでつけませんでした。今のところがたつき等は生じていません。

最後にキーキャップをつけて完成です!

完成!

自作キーボードあるあるですが、自由にレイアウトできる分、キーキャップ選びには苦労します。

11. ケースに磁石を取り付け(2023/08/17追記)
ダイソーでちょうどよいサイズの磁石(商品名「超強力マグネットミニ」)があったので買ってきてケースに仕込みました。
ボトムケースに磁石を仕込む
トップケースに磁石を仕込む

ケースの凹みにシンデレラフィットしてます。本当に超強力なので、取れないようにエポキシ接着剤でしっかり取り付けました。
磁石の効果は絶大で、トップケースだけをつかんで強めに振ってもビクともしなくなりました。





















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CB400SBに乗り換えました

約2年半,1万7千キロ近く乗ったCBR150Rを手放し,このたびCB400SBに乗り換えました。
2018年式のCB400スーパーボルドール Eパッケージです。2019年からEパッケージの仕様(厳密にはETCが2.0になった)が標準装備になり,定価も若干お高くなったのですが,ソリッドな黒が欲しかったのと若干値引きをがんばっていただけたので2018年式を選択しました。

買い替えを検討したきっかけは去年の第2回糖質万歳キャンプでした。CBR150Rに2泊分のキャンプ道具を満載した状態で,久保キャンプ場の急坂を登ることができなかった(1速でもどんどん減速してエンスト)のです。
もちろん荷物だけでなく僕が重すぎるとか原因はあるのですが,パワー不足を思い知った事件でした。

それから半年,CB250Rや400X,CB400SFとも迷いながら,嫁さんを説得し「どうせ買うなら妥協せずに欲しいのを買ったら?」というお言葉をいただいて本命のCB400SBを購入することになりました。

いよいよ納車の日。ドナドナされるCBR150Rに乗ってショップに行き,納車されたCB400SBとのツーショット写真を撮らせてもらいました。CBR150Rありがとう。次のオーナーにもかわいがってもらうんだよ〜

ツーショット

全長は若干CB400SBのほうが長いんですが,幅や高さはほとんど変わりません。ただしエンジンがでかい分車重は60キロくらいCB400SBのほうが重いです。それでも馬力,トルクは3倍以上なので十分パワフルです。

そういえば400ccのバイクって,10数年前の教習車以来でした。大丈夫かな・・・

ショップを出るとき,まず驚いたのが1速で半クラッチにしたとたんアクセルを開けなくても走り出してしまうこと。
やっぱりトルクが違いますね。

すぐに近くのガソリンスタンドでタンクを満たします。
18リットル入るタンクですが14リットル入りました。

少し走ってだいたいの操作感覚をつかみましたが,ウィンカースイッチとホーンスイッチの位置が今までと逆で,ウィンカーが下なので,意図せずホーンを鳴らしてしまいます。

それ以外は特になにごともなく,3キロほど走って自宅まで帰りました。感動したのは今まで2速で回し気味にしないと登らなかった坂を3速で普通に登れることですね。

納車後左から
納車後右から
僕はトップケースがないと生きていけないライダーなので,最初からリアキャリアをつけてもらいました。純正リアキャリアには純正トップケース取り付け用のベースが付属してますが,自前のトップケースを載せたいので部品だけもらっておきました。

取説によると慣らし運転は500キロですが,以前のような回転数の制限は特にないようです。
とはいえタイヤもブレーキも新品なので,しばらくは慎重な運転が必要です。
CB400といえばおなじみVTECですが,VTECが作動する6500回転付近まで回すのはしばらくお預けですね。

あと,長距離ツーリングに欠かせないスマホホルダーとUSB電源もつけています。
スマホホルダーとUSB電源
スマホホルダーはCBR150Rから自分で移植しました。
デイトナのUSB電源も自分で取り付けるつもりで購入していましたが,いざとなるとうまく取り付ける自信がなくなったのでショップでお願いしてつけてもらいました。さすがプロ。配線がきれいで違和感がないです。
ちなみにハンドル中央についているのはあおさんからいただいた安全お守りですね。これもCBR150Rからの移植です。

僕の普通2輪免許ではこれ以上の排気量のバイクには乗れないので,大事に乗ってこれから長くお世話になるつもりです。
さーどこに行こうかな!

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SSTR2018に参加してきたぞ

SSTRというものをご存知でしょうか。
Sunrise Sunset Touring Rally,つまり日の出とともに太平洋岸を出発し,日没を石川県羽咋市の千里浜なぎさドライブウェイで迎えよう,という企画です。オートバイ冒険家として有名な風間深志さんの発案によるもので,今年が第6回にあたるそうです。
詳しくはこちら
このSSTRに参加してきました。

0.準備

SSTR参加の第1歩はエントリーです。今年のエントリー開始は3/18の午前0時から。
0時になってすぐアクセスしましたが,システムが重くてなかなかエントリーできません。
何度もトライ&エラーを繰り返してようやくエントリーできました。エントリー番号は308番でした。
ちなみに半日後にはエントリー数が1500を超えたそうです。

5月に入ると車両に貼るステッカーや当日使用するブックレット,リストバンドなどが送られてきます。
ステッカーを目立つところに貼り,SSTRシステムの試験運用でスマホのGPS機能との連動がうまくいくことを確認しておきます。

1.ルートの検討

実は横浜~千里浜は高速を乗り継いで行けばノンストップ6時間ほどで行ける距離です。
しかしそれでは旅の楽しみの要素がありません。そこでSSTRのレギュレーションでは,各都道府県に1つずつ決められた指定道の駅のどれか1箇所に立ち寄ること,道の駅やSA・PAで休憩するごとに与えられるポイントを一定以上貯めることがクリアの条件となっています。

僕としてもせっかく日本列島を横切るわけなので,多少の観光要素は入れたいところです。
そこでツーリングマップルを眺めながらルートを検討していきます。

考えたルートは大きく3つ
1)横浜~指定道の駅箱根峠~御殿場~富士吉田~松本~高山~白川郷・五箇山~千里浜
2)横浜~圏央道経由で八王子から中央道~松本~高山~白川郷・五箇山~指定道の駅氷見~千里浜
3)横浜~圏央道経由で八王子から中央道~松本~奥飛騨~富山~指定道の駅氷見~能登半島一周~千里浜

ポイントは世界遺産の合掌造り集落がある白川郷を経由するか,能登半島を一周するかです。
能登半島は意外に大きく,一周すると4~5時間かかります。19時の日没までにゴールするためには14時までに氷見を通過する必要がありますが,SSTRのルール上,能登半島の先端にある道の駅「狼煙(のろし)」は特別扱いになっていて,狼煙に行くことで特別なステッカーがゲットできます。

SSTR初参加の今年,狼煙チャレンジをするかどうか,ギリギリまで迷いました。ナビの予測時間的には問題なさそうですが,途中で事故渋滞や車両トラブルがあれば簡単に1時間くらいずれてしまいます。

結局「道の駅氷見到着時点で13時を過ぎていたら無理せず直接千里浜,13時までに氷見をクリアできたら狼煙チャレンジ」という判断基準を決めて,3)のルートで行くことを決めたのは出発の前日でした。

当日の予報は日本中で晴れ。過去のSSTRでは見られなかったという千里浜での日の入りを初参加で見られるかも,と期待が高まりつつ当日を迎えました。

2.出発

出発時刻の横浜の日の出は午前4時半。午前3時に起きて3時45分に自宅を出発すれば4時過ぎには出発地点の象の鼻パークに着けます。
目覚ましと同時にガバッと起床したところまではよかったんですが、荷物をくくりつけたり、動画撮影用のカメラをセットしたりしていたらあっという間に4時を過ぎてしまいました。慌てて自宅を出発します。

SSTR2018 - 20


夜明け前の、まだ暗い道を海に向けて走っていくと、前方をSSTRのゼッケンをつけたバイクが走っています。みなとみらい地区に入ると、海沿いのあちこちに日の出を待つSSTRライダー達が立ってます。彼らに手を振り、僕は自分の出発地、象の鼻パークに急ぎます。

象の鼻パークは赤煉瓦倉庫と大埠頭の間にある公園です。入口の掲示で「バイクは押して」と書いてあったので、エンジンを切り、荷物満載の愛車を押して入ります。

海辺にバイクを置くと、赤煉瓦倉庫とベイブリッジ、海と日の出を背景に写真が撮れる場所なんですが、残念ながら横浜の朝は曇り。明るさを増す空はどんより曇って、太陽は全然見えませんでした。

SSTR2018 - 21


あっという間に出発時刻の4時半になったので、ルールである海とバイクが写った写真を撮り、念のためSSTR事務局にメール送信してからおもむろに象の鼻パークから出発しました。

3.いきなり迷う

象の鼻パークを出て、まずは新湘南バイパスの藤沢インターを目指します。

横浜に住んで25年、藤沢インターなんて目をつぶってても行ける、と思って地図もナビもなしでスタートしたのですが、どこでどう間違えたのか、明らかに横須賀方面に向かう道を走ってることに気がつきました。

ここでも意地を張って地図を確認せず、とりあえず向きを変えて戸塚方面に向かいます。

大きな交差点にある青看板、あれ本当にあてにならないですよね。今の時代、便利なスマホがあるので迷ったらすぐに地図を見ましょう。
まあそこは横浜在住25年、迷いつつもなんとか国道1号線を見つけることができました。国1に乗ってしまえはこっちのもの、それこそ目をつぶってても藤沢インターまでは1本道です。

4.最初の休憩まで

新湘南バイパス藤沢インターから入って圏央道経由で中央道を目指します。
道に迷ってる間は全然見かけなかったSSTRライダーがちょくちょく走ってます。途中のPAに入る人も多い印象でしたが、狼煙チャレンジができなかったとしても計算上はポイントは十分足りているので僕はそのまま走り続けます。

事前の情報では中央道の名物渋滞に引っかかってしまうと1時間くらいロスするかも、ということだったので、その辺を抜けるまでは一気に走るというのは当初の予定通りです。
八王子から中央道に入り、相模湖近辺を抜けていきますが、交通量は増えたもののまだ渋滞にはなってません。曇っていた空も薄日くらいになってきました。

渋滞エリアを抜けた先にある双葉SAで最初のトイレ休憩と給油をします。

サービスエリアのバイク駐輪場はもちろん満車で、乗用車のエリアまであちこちにSSTRのゼッケンをつけた車両がたくさんとまってます。

5.寒さとの戦い

トイレと給油を済ませ,また高速に戻ります。

しばらく走ると,登坂車線があらわれました。
6速全開で走っているのにスピードが落ちるなぁと思ったら,上り坂だったんですね。
そこは非力な150cc,自主的に登坂車線に移って皆さんに抜いてもらいます。

標高が上がると気温は下がります。そして風速1mにつき体感温度は1度下がるといわれています。
例えば時速80kmは対地速度が秒速22mですから,気温が22度だとしても体感温度は0度?
それは大げさにしても,寒くて体が固まってきました。

諏訪湖SAに入って,用意していたダウンジャケット着てみました(ついでにまた1ポイントget)が,それでもまだ寒い。次の原PAで,ダウンジャケットをプロテクターの内側になるように着直してみたら,やっと我慢できる程度になりました。あ,原PAでポイントgetするの忘れてた...orz

松本で高速を降り,県道158号を高山方面に走ります。
途中で道の駅風穴の里で休憩して2ポイントget。まわりのSSTRライダーはソフトクリームを食べてますが,僕は寒くてとてもそんな気になりません。ちなみにSSTR特典でソフトクリーム100円引きだったんですが,それでも食べる気にはなりませんでした。

SSTR2018 - 5


さらに高度が上がり,上高地近辺を通るあたりのトンネルは本当に寒くて指がかじかみました。

安房峠道路を通った後,奥飛騨方面に向かいます。
ここから先は太陽が顔を出して気温が上がってきたこともあり,気持ちよく山道を走ります。

不思議と前後に車両が見当たりませんでしたが,道の駅奥飛騨温泉郷上宝に着いてみるとやっぱり多くのSSTRライダーが休憩していました。
ここでやっとダウンジャケットを脱ぎました。本当に持って行っててよかった。

6.暑さとの戦い
奥飛騨温泉を抜け,道の駅スカイドーム・神岡,道の駅細入とほぼ30分おきに登場する道の駅を拾いながら北上します。

SSTR2018 - 6
道の駅細入で食べた飛騨牛串。ピンボケですがおいしかった〜

好天に恵まれ,さらに高度が下がったせいか,さっきまで震えていたのに今度は暑くなってきました。

いつもなら上着をさっと脱いでリアのBOXに放り込むのですが今回は荷物満載で空きがありません。
しょうがないのでジャケットの胸元のチャックを下ろしてみましたが今度は胸部プロテクターが邪魔をして風があまり入ってきません。全然入ってこないわけではないので水分補給をこまめにするくらいにして,先に進みます。


7.能登半島

富山からは北陸自動車道に乗り,バビューンと走って一気に能登半島に向かいます。

小杉で降りて下道を少し走ったら道の駅氷見に到着です。
ちょうどいい時間だったのでここで昼食にします。昼食をゆっくり食べても狼煙チャレンジの時間は十分ありそうです。

SSTR2018 - 7

氷見なら海鮮,というイメージですがここはあえてブラックラーメンをいただきました。
岩牡蠣とか,たしかに美味しそうだったけど,たった1個の値段でラーメン大盛り食べられるんだもんね。

さすが指定道の駅,SSTRライダーを想定してバイク駐輪場も特設でした。場所がトイレに近かったのもありがたかったです。たくさんのSSTRライダーがいて,食事場所もかなりこみあってました。

氷見を出たら,いよいよ能登半島の先端,道の駅狼煙に向かいます。
途中にいくつも道の駅があるのですが,ポイントも余裕でクリアしているので寄り道をせず一気に行くことにしました。

氷見を出てすぐ能越自動車道に入り,終端ののと里山空港まで快走します。
同じ方向にも,対向車線にもバイクがいっぱい。全員と手を振り合っているとほとんど片手運転になってしまう(汗)

下道に降りてからは道幅に対して交通量が多いせいでちょっと詰まりがちでしたが,まあまあ順調に道の駅狼煙につきました。

SSTR2018 - 8

道の駅狼煙はSSTRライダーを中心に駐車場も道の駅内もいっぱいで,正直のんびりするところではなかったです。
あまり長居をせずに輪島方向に走り出しました。

能登の海は本当にきれいでした。何度かバイクを止めて楽しんだパノラマをちょっと共有します。


能登半島の海岸を楽しみながら輪島までいき,道の駅輪島を通過したら,いよいよゴールの千里浜に向かいます。


8.ゴール

輪島を出るころになると,同じ方向に走るバイクのほうが対向車線のバイクより明らかに多くなりました。
みんなゴールに向かってるんですね〜

まだ17時前ということもあり,噂の渋滞にもひっかかることなく,スムーズに走ることができました。

千里浜海岸の入り口は,のと里山海道の今浜ICを出てすぐのところです(千里浜ICから入ってしまうと,すぐゴールなのでほとんど千里浜海岸を走れません)。

千里浜海岸に入ったところでシステムにゴール登録をして,まずは記録を完成させます。

そのあとは記念に写真を。


他の人たちが写り込まない場所を探してしばらくウロウロしました。その都度サイドスタンドの下に板をかます(沈み込み防止)んですが,移動するときにすぐ忘れそうになります。
周りの人を観察してみると,板に長い紐をつけてハンドルやフレームに引っ掛けている人がけっこういました。なるほどね。勉強になります。

最後に砂浜(ちゃんとした道路なんです)を走ってゴールゲートを潜りました。
たくさんのスタッフさんや先着したライダーが手を振ってくれて,気持ちよくゴールすることができました。

かなり長文になってしまいました。
ゴールの後にもいろいろあったり,帰路には世界遺産の合掌造りを見学するルートをとったり,まだまだネタがつきませんが,この記事を書いているのがすでに7月中旬ですのでそろそろ筆を置きます。

あ,肝心の千里浜の日没ですが,夕日は見えたものの,日没数分前に水平線上に雲が現れてしまい,ダルマ状のサンセットフォトは次回以降のお楽しみ,になりました。

SSTR2018 - 17
シルエットの女性はモデルさん?無断掲載ですがお顔もわからない写真なのでご容赦ください


また来年も参加したいなぁ〜




















テーマ:ツーリング - ジャンル:車・バイク

雲見オートキャンプ場でデイキャンプしてきたぞ

ツイッターのタイムラインに,火曜日がお休みの人たちで伊豆にキャンプに行くらしいという話が流れてきました。

僕の勤務先は土日が休みなので,火曜日には普通に会議があったりしますが,僕もキャンプに行きたい!
幸い年度末で,もうすぐ消滅する有給休暇が残っています。

火曜〜水曜で有休をとろうと画策しましたが,火曜日しか休めませんでしたorz

ということで,火曜日のみのデイキャンプで参加させていただきました。

9時45分,集合場所に集まったのは,taka鷹さん,クロガクさん,うむぼうさん,かねQさん,じょりさん,僕の6名。
排気量150cc〜1300cc,ホンダ・ヤマハ・スズキ各2台というバリエーションに富んだ顔ぶれでした。

雲見オートキャンプ場までの話はクロガクさんのVトークラジオ第86回をお聞きください。

〜37分経過。そろそろ聞き終わりましたか?〜

<ダイジェスト>
・かねQさん,うむぼうさん,taka鷹さんと僕の4人はSena仲間でインカムツーリング
・クロガクさん痛恨のipod shuffle紛失事件
・じょりさんは楽しそうにどんどん先行
・西伊豆スカイラインは霧。そしてめっちゃ寒かった。あのまま仁科峠まで走ってたら死んでた
・最近の悪天候で生物がない,とのことでお昼はそば(僕だけうどん)プラスところてん食べ放題(きなこ&黒蜜味)
・キャンプ場への上り坂は狭くて急。でも道志の久保キャンプ場から帰るときよりは全然楽
・キャンプ場からの夕日を楽しみにしてたけど雲が厚くて一瞬しか見られず
・焚き火をつけて宴会開始(もちろん僕だけノンアルコール)
・じょりさん電子タバコの故障(寒さのせい?)により10キロ先のコンビニへ
・おもむろにクロガクさんの公開収録開始

Vトークラジオの公開収録も終わり,シロコロホルモン,鶏皮,ポークステーキ,ウィンナーと肉と脂ばかりをノンアルコールのスーパードライで楽しんでいると,そろそろ19時が近づいてきました。

翌日は仕事があります。170キロ先の自宅に24時前に帰るため,19時出発と決めていたので,心残りではありましたがみなさんに別れを告げ,ひとりで山を降りることにしました。

キャンプ場から一般道までの坂道は真っ暗で,ガードレールのない幅3mほどのくねくね道をそろそろとくだり,一般道に出ましたがそこも真っ暗。
街灯もない海岸のワインディングを走っていると,急に目の前にガードレールが迫ってきたり,カーブの曲率が予測できないのでオーバースピードで突っ込んでしまいそうになったりとかなりスリリングです。たまに対向車が来るとハイビームで目がくらみ,うっかりすると何も見えなくなります。

キャンプ場を出るときは,峠を越えるのを避けるために遠回りになっても河津経由で東海岸を北上するつもりでしたが,こんな感じだとどこを走っても似たような感じっぽいと考え,距離が短い西海岸から土肥経由で中伊豆に抜けるルートをとることにしました。

普段から夜道は慣れているつもりでしたが,都会と違って一緒に走る車のヘッドライトがないとこんなに暗いのか,と痛感しました。前も真っ暗,ミラーを除いても後ろも真っ暗の寂しい夜道をひた走ります。

土肥で右折して中伊豆に向けた峠越えに入ってからは標高が上がると気温が下がり,さらに寂しさが増します。ミラーにライトがうつったと思ったら走り屋さんで,ぐんぐん迫ってくるので急いで脇によけたら一瞬で抜き去られ,またひとり旅に戻ります。

中伊豆に出てからは交通量が増え,今度は渋滞にイライラすることになります。人間って勝手なものですね。

通行料をケチって函南までは一般道を進み,伊豆縦貫道経由で国道1号線に入って箱根を越えます。

箱根峠の温度計は1度。やっぱり寒いよ〜

箱根新道から西湘バイパス,新湘南バイパス,横浜新道,環状2号と順調に進み,23時過ぎに無事帰宅しました。

往路は楽しいインカムツーリング,帰りは寂しいソロツーリングでしたが楽しい1日でした。
今度は泊りがけで行きたいな〜




【当日のツーリングマップ】






横浜〜龍神温泉日帰りツーリング〜その1

横浜から高野龍神スカイラインに日帰りツーリングしてきました。

もう1ヶ月以上前の話になるのですが,愛聴しているPodcast「Free Style ~moto bike net radio~」の第22話で紹介されたのをきっかけにツーレポをまとめることにしました。

※僕のブログではツーレポは上から順に読んでいただけるよう、時刻欄をいじっています。記事に表示されている時刻は無視してお楽しみください。
※なお、今回のツーレポは「横浜〜龍神日帰りツーリング」というカテゴリーでまとめてご覧になれます。


このツーリングのきっかけはFree Styleのパーソナリティのお一人,剣矢さんのこんなツイートでした。
剣矢さんの最初のツイート

剣矢さんのお仕事は定休日が平日のため,なかなか一緒に走る機会はありません。
5月の伊豆スカイベント(バイクバラエティラジオ"good speed"主催),9月の横浜飲み会とお会いする度に「今度はインカムツーリングしましょうね」というお話をしていたこともあり,一緒に走りたい方の一人です。

ただしネックは距離。剣矢さんは京都府在住なので,私が住んでいる横浜とは500キロくらい離れています。
さっきのツイートによると剣矢さんのお休みは3連休の最終日。今回は無理だな,と考えていました。

そうしたら次の日に,こんな出来事が。
FStormさんが横浜に来た

大阪在住のF.STORMさんが横浜にいらっしゃったのです。
あおさん,Kameさんと一緒に食事しながら,また「今度インカムツーリングしましょう」と約束しながら,「いろんな人と約束ばかりしてるなぁ」と気になりはじめました。

そんなこんなで3連休がスタート。そして連休2日目の10/8,剣矢さんの行き先が決まります。
剣矢さんの行き先確定

高野龍神スカイラインといえば,関東の伊豆スカイラインとよく比較されるツーリングスポットです。もともと走ってみたいと思っていたので,ツイッターであおさん,taka鷹さん,F.STORMさんあたりと「行くんでしょ」「いや君こそ」,とわちゃわちゃしながら,半分冗談でゆず夢カフェまでの距離をグーグル先生に聞いてみました。

すると出た答えは片道550キロ。あれ,9年前にカブで京都に行ったときが片道470キロ,オール下道で往復23時間だったから,高速使えるCBR150Rなら,計算上は日帰り可能?

なんてことを考えながら,ベッドに入りました。
剣矢さんのスケジュールはわからないけど,お昼にゆず夢カフェということは,3時くらいには出発しないと合流できないので,寝坊したらアウトです。結局行くとも行かないとも伝えないまま眠りにつきました。

そして深夜1時半,ワクワクしすぎて目が覚めました。
「行こう!」

〜その2へ続く〜



テーマ:ツーリング - ジャンル:車・バイク

横浜〜龍神温泉日帰りツーリング〜その2

※まだの方はまずその1からお読みください

さあ,夜中に目を覚まして「行こう!」と決心したものの,まずは準備です。

10月とはいえ深夜は冷え込みます。防風・防寒装備は必須。それに胸部脊椎プロテクターも必須。靴もちゃんとしたライディングシューズで,雨具も必要・・・(乗車装備ばかりに気を取られて,大事なものをいくつか忘れていますがそのときは全然気がつかず)

インカム( Sena20S)も忘れずに持って,トリップメーターを0kmにリセットしました。

午前2時,自宅を出発します。
いざ出発

CBR150Rは,日中の高速道路であれば走行車線を流れに乗って走り,遅い車をときどき追い越すくらいなら問題なく走れます。
でも深夜の高速道路は初体験です。トラックに挟まれたら怖いだろうなぁ〜なんて考えながら保土ヶ谷バイパスから東名高速に入りました。

意外にもその日の東名,新東名は交通量が少なく,スピード域が他の車より遅いせいもありますが前も後ろもはるかかなたにライトが見える程度の車間距離で順調に走行できました。
6速9000回転くらいで等速巡航しつつ,登りで苦しくなったら5速に落とすだけなので,アクセルに取り付けたアシストグリップがありがたいです。普段の街乗りでは6速9000回転なんて回しませんので,思ったより回ってくれるエンジンはさすがのHONDAだな,なんて思いながら気持ちよく走ります。

今回のツーリングでは基本的に200キロor2時間ごとに休憩をとろうと決めていたので,午前4時,新静岡SAで最初の休憩をとりました。
新静岡SA

ついでに給油をしてびっくり。思ったよりたくさんガソリンが入ります。計算するとリッター30kmくらい。普段の街乗りがリッター40km,ツーリングでは45kmくらい走るCBR150Rにしては,驚きの燃費の悪さです。13リットルタンクのCBR150Rなら無給油で関西まで,というのは夢物語でしたorz
全開走行は燃費に優しくないんですね〜

そのまま順調に,延々と続く静岡県を走ります。予想通りかなり気温が低かったですが,極暖ヒートテック+ブロックテックフリース+本革ライダース(廃番)+ヒートテックネックウォーマーのユニクロカルテットのおかげで全然寒さは感じません。

その代わり,あまりに単調な道路と等速巡航のせいで,午前5時くらいから猛烈に眠くなってきました。
高速道路なのでその辺に止めるわけにはいきません。
シールドを少し開けて寒風を浴びたり,大声で歌ったりしながら眠気を紛らわせ,予定より少し早く午前5時半,刈谷PAで2度目の休憩です。

刈谷PA
うっすら夜が明けてきましたが,やや雲が多い感じ?でも雨って感じではないです。

コーヒーを飲んで15分ほど仮眠したらスッキリしました。
ちなみに短時間の仮眠のときは,仮眠前にコーヒーを飲むと,すっきり目が醒めるのでオススメです。

次の休憩は関西のライダーが集まると噂の道の駅「針テラス」と決めて,再スタートしました。

ところが刈谷PAを出たとたん,ヘルメットに水滴が。
「ん?前の車のウォッシャー液かな?」なんて思っていたら雨でした。
通り雨だったらよかったのですが,だんだん雨脚が強くなってきます。

高速で雨に会うと,路肩に停めてカッパを着るわけにもいかず,ただただ濡れるだけなので厳しいですね。
予定を変更し,亀山SAで雨合羽を着込むことにしました。
雨の亀山
写真からは雨のようすはわかりませんが,屋根付きの駐輪場は他のバイクでいっぱいの状態で,やむなく自動車用のスペースにバイクを停め,トップケースから雨合羽を取り出して着込みます。
このタイミングで剣矢さんに向けて「雨降ってるんですけど...」とツイートしました。今にして思えば「合流したいんですがどこに行けばいいですか?」とかもっと書くべきことがあるだろう,と突っ込みたくなりますが,その時は最近雨男を脱却したらしい剣矢さんへの恨み節(?)が出ちゃいました。当然剣矢さんの返信も「亀山!!!」だけでした。

亀山の料金所でおじさんから「大変やね。なんかこの辺だけ降ってるらしいよ」と声をかけていただきつつ,大雨の中を針テラスに向かいます。
おじさんの言っていた通り,5分ほど走ると雨は小降りになり,針テラスに着く頃にはやんでいました。

初めての針テラス

針テラスには数多くのライダーが集まっていました。駐輪スペースがたっぷりあって,さすがという感じです。

ここでの僕のツイートに剣矢さんと一緒にツーリング中のうっきーさんが反応してくれました。
うっきーさんのアシストナイス!

うっきーさんの返信に気が付いたのは,グーグル先生の指示通り走っていて「マジでこの道?」と思ってバイクを止めたときでした。時刻は午前9時20分。
マジでこの道?

あらためて地図を確認しましたが,やっぱり国道371号線はこの道です。
うっきーさんのアシストに感謝しつつ,龍神スカイラインの入り口近く,高野山奥の院の駐車場を目指すことにしました。
グーグル先生はあと40分で着くと言ってます。

国道371号

走ってみてわかったことは,国道は国道だけど,道幅は3mくらいのくねくね道で,握りこぶし大の落石があちこちに転がっている,なかなかスリリングな道だということでした。神奈川県のライダーなら,裏ヤビツを想像してもらえれば近い感じです。
そして走っていて気がついたのですが,この道は,水曜どうでしょうの原付日本列島制覇で,カブに乗った大泉洋とミスターが通ってたところです。DVDが発売されたら第8夜あたりをご覧ください。

ともあれ走ること40分,午前10時すぎ,無事に高野山中の橋バス駐車場に到着しました。
高野山中の橋バス駐車場に到着

剣矢さん,うっきーさんはまだのようです。せっかく高野山にきたので,奥の院にお参りすることにしました。
奥の院へ

ここはユニークな墓石や戦国武将の墓所があることでも有名です。
ロケットヤクルト秀吉

奥の院でお参りをしていると,剣矢さんからDMが届きました。急いで駐車場に引き返します。

手際よくインカムのペアリングを済ませ,高野龍神スカイラインでインカムツーリングのスタートです。

〜その3に続く〜








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横浜〜龍神温泉日帰りツーリング〜その3

※まだの方はまずその1その2からお読みください

無事に剣矢さん,うっきーさんと合流したのですが,実はその少し前,駐車場に着いた時に,大きな忘れ物をしたことに気がついていました。
ツーリング動画撮影用のアクションカムです。高野龍神スカイラインを走るところを撮りたかった・・・

残念ですが忘れちゃったものはしょうがない。
龍神スカイラインから龍神温泉のルートは,水曜どうでしょうの原付日本列島制覇のDVDが発売されたら第9夜あたりをください(笑)。

ここは気持ちを切り替えて,剣矢さん,僕,うっきーさんの順にスタートします。

高野龍神スカイラインといえばこの人,フリースタイルの新パーソナリティよっこさんによると前日はサーキット状態だったとのことでしたが

よっこさん情報

ちらほらとそんなライダーも見かけるものの,3連休最終日だからでしょうか,自動車もバイクも少なくて全体的には気持ちよく走れました。剣矢さんの先導も安全運転で,150ccでも楽々着いていけます。
後ろから速いバイクが追いついてくると,うっきーさんからインカムで「抜いてもらいましょう」と声がかかって左に寄ってやり過ごします。インカムツーリングの便利なところですね。

龍神スカイラインを登っていくと,途中にあるのが道の駅「龍神護摩さんスカイタワー」です。
護摩さんスカイタワー

これ登るの?とビビりましたがエレベーターがついていて安心しました。
展望テラスからの360度のパノラマは最高でした。
絶景パノラマ

護摩さんスカイタワーからの龍神スカイライン後半は,下り坂でスピードが乗るうえに路面が若干荒れていて,なかなかハードでしたが,剣矢さんの先導で安全に走れました。
途中一瞬センターラインに近づきすぎてひやっとしたとき,インカムから「ここ確か水月さんがガードレールに刺さりそうになったカーブです」とうっきーさんの声が聞こえてきました。もっと早く教えて〜(笑)

そして12時40分,ついに目的地の香房ゆず夢カフェに到着です。
ゆず夢カフェ到着

ドアにはフリースタイルのステッカーが
フリスタのステッカー

絶品のカレー。量もたっぷり。
絶品カレー

お店の方と少しお話ししました。横浜から日帰りで来たのは僕が初めてだそうです。
日帰りにするには,午前0時までに帰宅しないとね〜

食べながら,この後の予定について相談します。
せっかくだから龍神温泉に入って,その後考えられるルートは2種類。

普通に来た道を帰る。これはこれでOKなんですが,僕の考えは違いました。

僕が考えていたのは,ここからさらに南下して熊野方面に抜け,鳥羽から伊良湖にフェリーで渡り,浜松あたりから高速で帰るというルートです。距離的には少し遠回りですが,フェリーに乗っている間は仮眠が取れるというメリットがあります。それに連休なので鈴鹿〜四日市の大渋滞に引っかかるのも嫌でした。この日の最終のフェリーは17時40分。時間的にはまだ大丈夫...なはずでした。

龍神のモチーフの前で記念撮影してゆず夢カフェを後にし,龍神温泉に向かいます。
記念写真
右側が剣矢さんのV-Strom650,左がうっきーさんのレブル250,真ん中が僕のCBR150Rです。正面から見るとやっぱり細いなぁ〜

少し走って龍神温泉の元湯に入ります。
龍神温泉

時間があればもっとのんびりできたんですが,剣矢さん,うっきーさんが気をつかってくださり,30分ほどで駐輪場に戻ります。

ここでもう一つの重大な忘れ物に気がつきました。iPhoneのバッテリーが寂しくなってきたのでいつも持ち歩いているモバイルバッテリーを取り出そうとしたところ,持ってない!そういえば前夜に充電のためコンセントにつないだままだ!
まあ忘れちゃったものはしょうがないので,ここからはスマホの画面をオフにしてできるだけバッテリーを節約することにします。

龍神温泉から熊野方面に南下する道を,引き続き3人で走りました。今度はうっきーさんが先導,剣矢さんがしんがりです。剣矢さんよりうっきーさんのほうが少しペースが速いせいか,前の車に追いつくことが何度かありました。
煽ったりしているわけでもないのに,前の車の運転手が窓から手を出して威嚇するようなそぶりを見せます。
たぶんですけど,若干車間距離が狭かったのか,ルームミラーに映るレブル250とうっきーさんが怖かったんじゃないかな,たぶんですけどね\(^o^)/

楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。15時過ぎ,国道311号が二手に分かれる交差点で,うっきーさんと剣矢さんは左折,僕は右折でお別れしました。突然の合流に快く応じていただき,一緒に走ってくださってありがとうございました。

下のルートマップで,左上のポイントが龍神温泉,右下のポイントがお別れした交差点です。結構走ってますね・・・
龍神温泉からお別れポイントまで

さてこの時点で鳥羽の最終フェリーまで約2時間半。うっきーさんのアドバイス通り国道311号を熊野市方面に向かいます。このころには,iPhoneのバッテリーがいよいよ厳しくなり,ナビの地図を頭に入れてから電源を切って走っていましたが,そのせいか,途中で右折すべきところをまっすぐ進んでしまいました。

海岸に向かっているはずなのに,上り坂が続くし,標識には「瀞峡」とか「国道425号(←うっきーさんから絶対入ったらダメと教えてもらった酷道)」とか出て来ます。不安になってバイクを停め,瀕死のiPhoneを励ましながら地図を確かめると,かなりルートを外れてしまっていました。しかもこのミスにより,最終のフェリーには間に合わないことが確定し,ナビの候補からフェリーが消えました。

紀伊半島のど真ん中で道に迷い,頼みのiPhoneはバッテリー切れの状態というかなり不安な状況でしたが,ひとまず来た道を引き返し,どうにか国道311号に復帰して海岸を目指します。結局熊野市で海岸に出たのは午後5時すぎでした。

お別れポイントから海岸までのルートマップがこちらです。
左から右にすんなりいくはずが,真ん中辺で北上しちゃってますね。
お別れポイントから海岸まで


この後は,尾鷲市〜紀北町〜多気町〜松阪市〜津市とひたすら走ります。途中,某家電量販店で充電済みのモバイルバッテリーを探したけど見つからなかったり,松阪市近辺でまた雨に降られたり,連休名物の大渋滞に巻き込まれたりと,まあいろいろありました。

津市でガソリンスタンドに入り,給油した後,しばらく休ませていたiPhoneの電源を入れたら奇跡的に電源が入りました。そこへタイミングよく嫁さんから電話が。
「今どこなの?無事?」
「今三重県。無事だけどiPhoneの電池が切れた」
「気をつけて帰って来てね」
というやりとりを最後に,iPhoneは完全に電池切れになってしまいました。

四日市からは高速に乗り,来た道を帰ります。
高速に乗った時点では御殿場〜東京間で数10kmの渋滞という表示でしたが,時間が遅くなるにつれ,だんだん解消されていきました。結局帰りの高速はいたって順調で,自宅に着いたのは23時半,かろうじて日帰りは達成です。

無事帰宅

トリップメーターは205キロになっています。1000の位がなく,999.9キロの次は0.0キロでしたので,往復1200キロの日帰りツーリング完走です。

帰宅後にツイッターを見ると,ツイートが途切れてDMにも返信しない僕のことを剣矢さんをはじめ,みなさんが心配してくださっていました。ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

え?翌日は普通に出社しましたよ。もちろん(^^)v


<<今回のルートマップ>>


<<リンク集>>
フリースタイル http://freestylemoto.net/
バイクバラエティラジオ"good speed" http://goodspeedskru.seesaa.net/
うっきーさんのブログ この日のエントリー https://ameblo.jp/greenukkiy/entry-12318145252.html
香房ゆず夢カフェさん(twitter) https://twitter.com/yuzuyume_ryujin?lang=ja
伊勢湾フェリー時刻表(この日はBダイヤ) http://www.isewanferry.co.jp/publics/index/22/#block102-14

















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フロントフォークのオイル漏れ

先日オイル交換をお願いしたバイク屋さんで,「フロントフォークオイルが漏れてブレーキディスクに垂れそうですよ。知ってました?」と聞かれました。
フロントフォークのインナーチューブに点錆が浮いていて,それがオイルシールを傷つけてしまったようです。
漏れている量はたいしたことないのですが,フロントフォークを伝ってブレーキディスクに垂れてしまったら大変なので,オーバーホールをお願いすることにしました。

しかしそこはマイナーバイクのつらいところ,すぐにオーバーホールはできません。まずはパーツの取り寄せから。
幸いCBR150R(2012モデル)はエンデュランスがパーツを販売しているのでバイク屋さんから発注してもらいました。
待つこと1週間,オイルシールが届いたのでいよいよオーバーホールです。

土曜日の午前中に預けて,夕方にはできていたようなのですが私が出かけていたので受け取れず,日曜日に受け取りました。代車の原付スクーターが遅いのなんの。久々に自動車に煽られました。

無事にオーバーホールも済んだのですが,インナーロッドの点錆は再発リスクが大きいので今後は注意して乗ろうと思います。


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伊豆スカイラインデビュー(後編)

真冬とは思えない暖かさにつられて伊豆に向かったものの,箱根の山中でエンジン停止に見舞われた前編はこちら

【第3ステージ:熱海峠に向かう】
場所を貸してくれたガソリンスタンドのおじさんにお礼を言い,ナビに従って熱海峠に向かいます。

ガソリンスタンドを出るとすぐ伊豆縦貫道の入り口です。
しばらく乗って大場・函南ICで降り,一般道をしばらく走っていると,ナビが右折を指示してきました。

ここを右折?いやいやどうみても農道ですけど?と思ってバイクを止めて地図を確認しようとしたら,数台のバイクが同じ道を走っていきました。どうやら大丈夫みたいなので,そのまま進むことにしました。

300メートルほど進むと,1速でないと登れないような急な坂があり,そこを過ぎると通行量の多い道に出ました。
どうやらショートカットだったみたいです。なるほど。

熱海峠までは車線のない狭い道をくねくねと走ります。
先ほどのバイクの集団も同じ方向のようなので後をついていきました。バイクの集団の前に自動車がいて,比較的のんびりしたペースで走ることができました。

熱海峠で,バイクの集団はそのまま十国峠方面に走り去って行きました。サンキュー!

【第4ステージ:伊豆スカイライン】
伊豆スカイラインは入り口で行き先を告げて料金を支払うスタイルです。
地図を見て,浄蓮の滝に行くなら亀石峠かな,ということで亀石峠までの料金を支払いました。
あとから考えると冷川まで行ってもよかったのかも。

熱海峠

しばらく走るとパーキングがあったので,そこから富士山が見えるかと思って入ってみましたが,全然見えません。
もう少し走ると右手に富士山がきれいに見えてきました。ちょうど路肩に駐車スペースがあったのでバイクを止め,記念撮影をしました。
富士山が見える

前後を走る車やバイクも少なく,気持ちよくのんびり走ることができました。
伊豆スカイラインをかっ飛ばして事故るバイクが後を絶たないという話を聞きますが,今回はそんなバイクには出会いませんでした。冬だからかも。

順調に亀石峠に到着し,伊豆スカイラインを後にします。

ここまでの動画はこちら

カメラのバッテリーが切れたので動画はここまで。

【第5ステージ:浄蓮の滝まで】
亀石峠を出て,ひとまず修善寺を目指します。
ナビの指示にしたがって県道80号線をすいすいと走り,順調に到着しました。
あらためてナビの行き先を浄蓮の滝にセットして,またすいすいと走って,無事目的地である旅の駅浄蓮の滝に到着です。

冬ですが定番のわさびソフト
わさびソフト

旅の駅浄蓮の滝

浄蓮の滝に降りると,戻ってくるときの階段がしんどいので今回はパス。

家族にお土産を買い,ベンチでしばらく休憩してから帰路につきました。

【第6ステージ:帰路】
帰りは,熱海峠から箱根峠を十国峠経由で走った以外は来た道と同じルートです。
エンジンも快調で,多少渋滞はありましたが16時すぎ,無事に帰宅しました。

途中のトラブルで焦ったけど,たいしたことなく楽しいツーリングでした。また行きたいな。



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伊豆スカイラインデビュー(前編)

お正月,真冬とは思えないくらい暖かかったので伊豆方面に日帰りツーリングに行って来ました。
この日(1月4日)は会社によっては仕事始めだったこともあり,道は空いていました。天気も良く,気温も高くて最高のツーリング日和でした。

カブで伊豆に行くときは,下道で湘南→小田原→熱海→東伊豆を海岸沿いに走行して下田→西伊豆を海岸沿いに走行して沼津→R246で横浜へ というルートで,ほぼ1日がかりで500キロくらいのツーリングでした。
CBR150Rはせっかく高速を走れるので,今回は 新湘南バイパス→西湘バイパス→箱根新道→伊豆スカイラインというルートで行ってみようと思います。思い立ったのが9時過ぎだったこともあり,日が暮れて寒くなるのが嫌だったので,目的地は旅の駅浄蓮の滝に決めました。グーグルマップの経路案内では片道2時間ちょっとです。

【第1ステージ:箱根まで】
横浜の自宅を出て,国道1号線をしばらく走り,藤沢から新湘南バイパスに乗ります。
ETCカードは持っていますが車載器がないので,料金所ではタンクバッグが活躍します。

新湘南バイパスが終わり,いったん国道134号線に出て大磯までは一般道です。
大磯からは西湘バイパスです。西湘パイパスにはバイクツーリングの待ち合わせ場所としても有名な西湘PAがあるので,そこで最初の休憩をとろうと考えていましたが,行ってみると駐車場は満車,バイクもぎっしりで,とても休憩できそうにはなかったので,構内をぐるっと回ってそのまま通過しました。

小田原からは箱根新道で箱根を登ります。箱根新道に入った途端,ぐっと気温が下がって冬らしくなりました。
といっても5度くらいで道端の雪もなく,快適に進みます。

この箱根新道の後半くらいから,少しエンジンの調子がおかしくなってきました。アクセル開度が一定のときにも回転数が不安定だったり,スピードメーターのデジタル表示がめまぐるしく変わったりするのです。電気系統に何か問題がありそうです。私のCBR150Rはインジェクションなので,電気系統のトラブルは即ゲームオーバーです。
箱根の山の中で動かなくなったりしたら困りますが,ドキドキしながらも進むしかありません。

【第2ステージ:箱根の山中で】
ようやく箱根峠についたものの,このまま十国峠,伊豆スカイラインへと山の中を進むのはいったん断念し,最寄りの市街地である沼津に向けて国道1号線を下って行くことにしました。
富士山が近くにきれいに見えるスポットもありましたが,

下り坂でもエンジンの不調は続き,走行中に急にエンストしました。止まってしまうとFIで押しがけもできないので,走りながらクラッチを切ってキーをOff-Onし,セルを回して再始動します。
そのうちにキーを回しても電源が入らなくなり,完全に電気系統が死んでしまいました。

幸い下りが続いているのでクラッチを切ったまま惰性で進むことはできます。カーブでの減速も最小限にとどめつつ,後続車に手を振って抜いてもらいながら,ノロノロと進みます。
ニュートラルランプもつかない中,何とか手探りでニュートラルに入れ,5分ほど下ったところでようやく最初のガソリンスタンドを発見。片隅に止めさせてもらいました。

ここまでの動画はこちら









【“伊豆スカイラインデビュー(前編)”の続きを読む】

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