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革カブ的な日常

スーパーカブをオリジナル革パーツでくるんでます。最近はあまりカブには乗らなくなったので,ガジェット好きオヤジの日常といったところです。

財布作りました

平日、休日を問わず、ズボンの尻ポケットに突っ込んで持ち歩いているお財布ですが、ここ何年かはBREEのLUND109という二つ折りタイプのものを愛用していました。



薄いし軽いし色もアメ色になってきてお気に入りではあるのですが、免許証に保険証、クレジットカード、会員証などで丸々太ってしまい、椅子に座っていると尻ポケットから落ちてしまうこともしばしば。
ウォレットチェーンをつけたいところですが残念ながら取り付ける金具がない、ということで財布を新調することにしました。

小銭は別途小銭入れを持ち歩いているので、基本的にはカード類と数枚の紙幣が入ればOKということでL字型に2辺にファスナーがついたタイプの財布をいろいろ探してみました。
このタイプの財布はいろいろありますが、金具がついていなかったり大きすぎたりでなかなかこれというものがみつかりません。
デザイン的にはこの商品がよさそうです。


ただ残念ながら厚さが1センチとちょっと薄い。カード類だけで1.5センチくらいの厚さがあるので、これだとBREEの二の舞になりそうです。

ということで、自作することにしました。
レザークラフトは久しぶりですが、厚さ1ミリのヌメ革の端切れやDリング、さらにはちょうどいい長さのファスナーも自宅に転がってます。

大きさとしては11センチ四方厚さ1.5センチ、コーナーの半径は2.5センチ、などと設計を進め、縫い代を考慮して大まかな設計図を書きます。以前はWindowsパソコンでJW-CADを使っていたのですが、今はMacなのでAffinityDesignerを使います(日本語wiki)。

内側のカード入れや金具を止めている縫い目が表に出ないよう、裏返すのですが、裏返した後の状態を想像して縫わないと、外側にくるべきパーツが中に入ってしまったり、そもそも裏返せないなんてことになりかねないので注意が必要です。

【裏返す前】
1枚目:カード入れの下が結構空いているように見えますが、底の厚みや、裏返すための余裕が必要なためです。
裏返す前1
2枚目:外に出す金具は内側に縫い付けます。
裏返す前2

裏返した後はファスナーを縫い止めていきます。実は私はこのファスナーを縫うのが大の苦手。事前に穴を開けることで位置合わせが可能な革と違って、すぐにずれてしまうのでなかなかうまく縫えません。しかも今回はカーブ状に縫う必要があります。緊張しながら一針一針縫い進めていきます。

【ファスナーの縫い付け】
ファスナー縫い付け中

結局きれいに縫えませんでしたが、いーんです。自分用だから。

【完成】
完成1
完成2

昨日1日ポケットに入れて持ち歩いてみましたがいい感じに収まりますし、カードの取り出しも問題ありません。
以前編んだウォレットチェーンで落下防止もバッチリです。アメ色になるまで使いこもうと思います。