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革カブ的な日常

スーパーカブをオリジナル革パーツでくるんでます。最近はあまりカブには乗らなくなったので,ガジェット好きオヤジの日常といったところです。

グラコロカブカブ

20071125153700
何やってんの?
と隣の嫁さんが怪訝な顔をしてます。

小型限定を卒業しました はじめに

知っている人はすでにご存知のとおり、最近教習所に通い始めまして、昨日無事卒検に合格いたしました。

今まで持っていた免許が「普通二輪小型限定」。
これが、「普通二輪」になります。つまり125ccを超える400ccまでのオートバイに乗れるようになったってことです。
※普通の卒検と異なり、「限定解除技能審査」というそうです。

時間オーバーしたり卒検に落ちたらかっこ悪いのでこのブログでは触れてきませんでしたが、とりあえずストレートで合格したので簡単に振り返ってみたいと思います。

普通二輪小型限定から普通二輪への限定解除は、技能教習が5時間だけ、あとは卒検となります。

この後、教習と卒検の様子を振り返ります。

小型限定を卒業しました 1時間目

オリエンテーションも適性検査もなく、いきなり技能教習からスタートです。

教習所の端のほうで、まずはお約束の引き起こしから。
右側を下にゴロンと横たえられた教習車を引き起こします。
ここはセオリー通り、サイドスタンドをセットしてから右手でハンドルとブレーキレバーを握り、左手を車体に添えて膝の屈伸でヨイショと起こしました。重さはあるものの、結構あっさり。

続いて、エンジンをかけた教習車にまたがり、5mほどのゴーストップ。これも当然あっさりクリア。

だいたい問題なさそう、ということで、「じゃあ後ろについて走ってください」と言われ、教官の後ろをトコトコついていきます。

クランク、見通しの悪い交差点、坂道発進、S字、一本橋、踏切など、それぞれ無線で簡単なアドバイスを受けながら走りました。急制動以外の小型限定用メニューといった感じです。

と思っていたら最後のほうでスラロームコースに入りました。
教官の指示は「パイロンに当たらないようにね、できるだけ速く通ってください」だけ。小型限定にはないメニューだけに、ちょっと心配だったのですがなんということもなく普通に丁寧に走れば課題の8秒以内はクリアできてちょっと拍子抜けでした。もちろん教官みたいに格好良く走れているわけではないですが。

125ccと比べるとパワーがあるので、アクセルワークを慎重にする必要があるなあと感じましたが、特に困ることなく終了。

教官からは、ニーグリップが時々ゆるむこと、特に低速でのバランスが悪いことを指摘されました。
最後に、「これコース図ね。覚えといてください」と、検定用の2種類のコースが書かれたコース図を受け取りました。

【教習項目】
1.車の取り扱い
4.ブレーキ操作の仕方
5.発進及び停止の仕方
10.バランスのとり方(直進)
11.バランスのとり方(曲線)
13.坂道における停止及び発進

【復習項目】
10、11

小型限定を卒業しました 2時間目

2時間目も同じ教官でした。

開口一番、「コース覚えてきましたか?」
卒検までに覚えればOK、くらいに思っていたのでさらっと見ただけでした。「いや~まだなかなか」と言うと、「早めに覚えないと、時間ないですよ。次の時間からは検定コース走りますから」とたしなめられました。

まあそれはそれとして、とりあえず乗車。

また教官の後ろを走ることになりました。
今回は、教習コース内を、ひたすら走り回ります。S字、クランクはもちろん、自動車用のS字・クランクもすいすいと抜けていきます。途中ときどき一本橋をやってみたりしながらパワーのある車体で気持ちよく走り回っていると、コース脇にある8の字エリアに入りました。

そこでひたすら8の字をぐるぐる。
自分のペースならたいして苦労はしないのですが、前を走る教官がぐっとペースを落としたり、逆にペースをあげたりすると、どうしてもふらついて足をついたりしてしまいます。
ここでみっちり、視線の配り方、ひじを曲げて上体もうまく使うことなどを仕込まれました。何とかついていけるようになったところで無事8の字エリアを脱出。

続いては急制動です。
小型限定では軽い車体で時速30キロから8m以内に停止しましたが、今度は時速40キロから11m以内に停止しなければなりません。
止まること自体はたいして難しくないものの、教習所のスペースの関係もあり、パイロン通過時に時速40キロ出すことが結構難しく、何度かやりなおしました。
いつもの癖で止まるときにニュートラルに入れてしまうのを、エンジンブレーキを最後まで効かせるためと、バランスの観点からやめるように言われました。

そんなこんなで2時間目も無事終了。
「今度はコースちゃんと覚えてきてね」とだけ言われました。

【教習項目】
10.バランスのとり方(直進)
11.バランスのとり方(曲線)
15.交差点の通行(直進、右折、左折)
17.急制動

【復習項目】
11,17

小型限定を卒業しました 3時間目

3時間目に備え、自宅でみっちりコースを暗記しました。

教習コースのスペースが狭いせいか、かなり右左折が多く、しょっちゅうウィンカーを意識する必要があります。また、2種類のコースが結構似ているポイントがあってなかなか苦労しました。

で、教習当日。
「コース覚えてきましたよね」「はい」
「今日はAT教習ということで、スクーターに乗っていただきます」

ということで、生まれて初めてビッグスクーターなるものに乗りました。よく「きっと似合うよ」と言われますが、僕としては好きになれませんでした。アクセルを開けてから実際に加速が始まるまでのタイムラグがあって、なんか怖かったです。

最初に軽くウォームアップした後で、覚えてきた検定コースを走ることになりました。

「じゃあ最初は1番のコースで」「はい」

スタート→直線で時速40キロ→クランク→見通しの悪い交差点→1本橋→踏切→坂道発進→急制動→スラローム→ゴール

「(ふう、無事終了)」「Soogieさん、S字は?」「あっ忘れてました!」

スラロームからゴールというのは2番コースでした。

スタート→直線で時速40キロ→クランク→見通しの悪い交差点→1本橋→踏切→坂道発進→急制動→スラローム→S字→障害物回避→ゴール

と正しく走って無事ゴール。

「じゃあ続いて2番ね」「はい」

スタート→直線で時速40キロ→クランク→坂道発進→S字→一本橋→踏切→見通しの悪い交差点→急制動→スラローム→ゴール

「(今度こそばっちり)」「Soogieさん、障害物回避は?」「あ、忘れてました」

スタート→直線で時速40キロ→クランク→坂道発進→S字→一本橋→障害物回避→踏切→見通しの悪い交差点→急制動→スラローム→ゴール

てな感じで、ビッグスクーターを使ってコースを覚える時間、という感じでした。

【教習項目】
14.オートマチック車の運転

【復習項目】
なし

小型限定を卒業しました 4時間目

4時間目はまたMT車に戻ります。

最初に教官の後ろについて走り回るのも同じ。
今回はスラロームとは別の場所に一定間隔で置かれたパイロンの間を縫うように走る、というのが追加されました。

それ以外にはS字コースで前を走る教官がぐぐっとスピードを落としたり、状況に応じた操作が要求される走り方でした。

教習時間の後半はまた検定コースの練習。基本的には教官は離れたところで見ていて、一本橋や急制動、スラロームといったところだけスタートの合図やタイム測定をしてくれる、という感じでした。

何度も走ったおかげで、大分頭に入ってきた検定コースですが、相変わらず1番コースと2番コースがごっちゃになりがちでした。

終了後、「次が見極めになります。見極めが出れば卒業検定に進めますが、だめだったら追加で教習を受けていただくことになります」と言われました。今回は時間オーバーなしでクリアしたいと強く思いました。


【教習項目】
11.バランスのとり方(曲線)
17.急制動
18.交通の状況及び道路環境に応じた運転

【復習項目】
18

小型限定を卒業しました 5時間目

さて、5時間目、いよいよ最後の教習です。

実はここまでの4時間はすべて同じ教官でした。
なんとなく「審査の教習はこの人、って決まってるのかなぁ」と思っていましたが違ってました。5時間目は全然違う教官でした。

「検定は練習走行がありません。今日はその状況と同じように、いきなり検定コースを走っていただきますね。最初は1番から」「はい」

といってスタートしたものの、前回の教習から1週間間隔があいてしまったこともあり、コース順がまたごっちゃになってしまいました。

最初は左折する交差点を間違えたり、行くべき課題をすっとばしたり、散々でしたが、まあなんとか一通り走れるようになったところで、教官から「あと何か練習しておきたいことはありますか?」と聞かれました。

「(つまり見極め合格ってことですね)えーと、急制動をお願いします。」

実はこの日、急制動で初めて後輪をロックさせてしまったんです。マイナスイメージを持ったまま終わりたくなかったので、急制動を練習させてもらうことにしました。

何度かやらせてもらい、イメージがついたところで教習終了。予想通り見極めが出ました。

「じゃあ、検定がんばってくださいね」と言っていただけました。

【教習項目】
18.交通の状況及び道路環境に応じた運転
21.教習効果の確認(みきわめ)

【復習項目】
なし

小型限定を卒業しました 卒業検定

さあ、いよいよ卒業検定です。

朝8時40分に集合して、3つのグループ各6名で検定が行われることになりました。
僕はグループの4番目にスタートすることになりました。

同じグループの先頭バッターは、僕と同じくらいの年と思われるおじさん。見ていて舌をまくほどきれいな走りでした。

2番目は見た目30くらいの女性。途中S字でバイクを倒してしまい、残念な結果に終わりました。

3番目は20代のおにいちゃん。待ってる間少し話したりしたんですが、かなり緊張してました。彼もスムーズに終了。

見ている間にだんだん緊張がとれてきて、「このまますーっと追われたらいいな」と思っているうちに自分の順番になりました。

本番は緊張しながらも何とか自己採点では70点ギリギリ。気付いていないミスがあったらアウトです。
・ウィンカーの出し遅れ
・ウィンカーの切り忘れ
・一本橋時間不足
・S字内での車体のふらつき
・S字出口での右折大回り
・スラローム時間超過

終了後、ドキドキしながら結果発表を待ちました。

1時間ほどしてすべての卒検が終了し、全員が一室に集まりました。

一人一人呼ばれ、減点のポイントと結果連絡を受けていきます。

「次、Soogieさん」
「はい」
「えーと、95点で合格ですね。最後のスラロームがちょっと遅かっただけです」
「ありがとうございます!」
「S字はちょっと危なかったね。緊張してたのかな?」
「はあ、そうですね」

採点用紙を見たところ、一本橋は7.4秒。最後の踏ん張りが効いたようです。ふらつきやウィンカーは減点にはあたらなかったようで助かりました。

無事合格、ということで、あとは免許の手続きだけなんですが、神奈川県の場合、二俣川の試験場に朝一番か午後一番に行く必要があります。
しかも手続きに2~3時間は平気でかかるので、仕事を半日休んで行かなければなりません。

さて、いつ行こうかな。

以上、僕の普通二輪小型限定卒業記でした。